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全体講評

 このフォトコンテスト審査で大切にしている点、皆さんにお伝えしたい点は、『オリジナリティ』です。

 テーマが『ばら』と『海』に限定されているため、みなさんのイメージが重なってしまっているようです。その事はやむを得ないとしても、同じような表現ですと、そこで微妙な差が出てしまいます。残念ながら入選出来なかった方にもいいばら、いい写真を撮っていらした人がたくさんいらっしゃいました。

 最終的にはどう自己表現するかと言うことですので、美しいものが美しく写っているだけではなかなか自己表現とは言えません。中にはばらの美しさに負けてしまう作品もありました。

 自分の心、自分の目をくぐって写真にし、みなさんが自分のバラにしようとする事が大切だと思います。審査の上でも自分の見方をもっている方の作品を入選させてあげたいと思っています。

 そういう点で、今回の入選作品には自分の主張が表現されていた、ある美しさに到達できたものが残ったと思います。入選作を見て頂ければ判ると思います。


 全体的には、年々レベルが上がってきてる感じがして、とても嬉しく思っています。今まで僕が審査した中で一番作品レベルが高く、バリエーションが増えました。

 同じテーマを撮りながら、自分の心をくぐったものを撮ろうとする意志が伝わって来て、今回も参加させて頂いた事を良かったと感じています。入選された方はますます精進してもらいたいし、残念ながら入選できなかった方も可能性はいっぱい残されていますので、楽しみながらもっと参加して下さい。




作品講評


 ≪ばらグランプリ≫  題名 : Virgin Road  撮影者 : 税所 マリ
 たまたま、ウエディングを撮影した写真ですが、ばら園でのウエディングを撮れば良い写真になるかと言うとそういうことではありません。
 税所さんのモノの見方や表現を写真にしようとする意志が非常に良く作品に出ている。構図的にもシャッターチャンス的にもかなり完成度が高かった感じがします。
 このような写真はその雰囲気に飲まれてしまうことが多いのですが、冷静に自分の考えで撮られている点が功を奏した感じがします。また、非常にオリジナリティがあると思います。


 ≪海グランプリ≫  題名 : 海からのプレゼント  撮影者 : 川畑 常子
 海岸に打ち上げられた貝殻に焦点をあてて、なおかつ海を写している点が自分の目で捕らえていると感じました。。
 非凡な目と言うか、自分の目で海の情景を捕らえた点が良かったのではないでしょうか。


 ≪ばら準グランプリ 1≫  題名 : 光と影  撮影者 : 宮園 明裕
 かなりのクローズアップなんですが、ばらを選びながら、ばらを超えている感じがします。ばらを材料にして一つのオブジェというか美的な世界を撮ってると思います。
 ですから光もキレイでしたし、ボケの具合が人間の目とは違うカメラが捕らえた、写真の表現のシーンだったと思います。
 一種の冒険された写真ですが、冒険が成功した感じがします。


 ≪ばら準グランプリ 2≫  題名 : 華麗  撮影者 : 岩重 順一
 非常にオーソドックスですが、自分の構図で花の選び方や色も形も、これも自分の目で、カメラを通した写真という世界が計算されていて完成度の高い作品でした。グランプリになっておかしくない作品です。
 今回のばらに関して言えばどれがグランプリになってもおかしくないレベルに達して、その理由は自分の目、自分の心で撮ってらした。非常に良い作品です。


 ≪海準グランプリ 1≫  題名 : 孤独  撮影者 : 樋口 ふみ子
 準グランプリは2つとも偶然、逆光のシルエットになってしまいましたが、トーンは違いました。
 『孤独』と言うタイトルですが、心象が写っていると思いました。堂々たるフレームで撮って、逆光の海の美しさとシルエットの美しさがでていました。


 ≪海準グランプリ 2≫  題名 : 暮れるまで  撮影者 : 長浜 雅章
 タイトルが『暮れるまで』というタイトルですが、子供達の動きが写っていて、しかも黄金に輝いていて、なんだか懐かしさもあったし動きが止められていて、夏の過ぎゆく時間を止めて見せた写真でした。



かのや『ばら』と『海』フォトコンテストに関するお問い合わせはこちらまで
〒893-8501 鹿児島県鹿屋市共栄町20番1号
鹿屋市商工観光課 かのや「ばら」と「海」フォトコンテスト係
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