トップへ | サイトマップ

かのや『ばら』と『海』フォトコンテスト2008 審査講評

ばらのまち かのやポータル トップページへ

全体講評

 ここ2〜3年の傾向として、バラの花びらから花が群生しているものまで、かのやばら園の持っている様々な表情をそれぞれの見方で撮っておられて、段々と個性的になっていると感じました。

            

 普通はバラの写真コンテストと言うと”クローズアップ”と”水滴”と言ったオーソドックスな手法で撮影された作品が多いのですが、このコンテストに関してはそのような写真ばかりが集まるレベルを脱していて、いずれの作品からも創意工夫や新しい事への挑戦が感じとれるコンテストになっていました


 撮影にあたり、新たな挑戦や冒険をされる事で、逆に失敗をしてしまうケースも良くある事です。しかし、その失敗を怖がらず挑戦して下さい。今回はそのような挑戦が多く見受けられ『もうちょっとの所で良いところに行くんだけど。。』と感じられる作品も多くありました。ももちろん、オーソドックスな手法の作品も当選して頂きたいと思っています。


 今回、入賞された皆様、おめでとうございます。
入賞出来なかった方の中にも、あともう少しで入賞可能なレベルの作品が多かったと思います。事実、選定課程では入賞候補作品として選別した作品は入賞数の何倍もありました。何度も見直し、結果として両部門から入賞作品を26点を選定しましたが、入賞した作品の中でも、少し怠けると入賞を逃しかねないという、入賞と落選の差はわずかでした。


 このコンテストの楽しい所はあれだけ大きなバラ園の中から、自分の目で構図を決定するという様々な選択の果てに1枚の写真が残る点だと思います。
今回のコンテストでも新しい自分の個性的な目で挑戦する方が増えてきて嬉しく思っています。そのような努力や挑戦をした方がたくさん入賞出来るように審査する僕も頑張りますが、 応募される皆様も今回入賞できなかったからダメだと云うのではなく、創意工夫がその次のステップに大切であると考え、楽しみながら応募して頂けると嬉しく思います。 そうなれば応募する側も楽しいでしょうし、見る側も楽しみです。
なによりも、かのやバラ園の持っている様々な楽しさが写真にも反映されていく事と感じました。
来年もたくさんの応募を楽しみにしています。





作品講評

 ≪ばらグランプリ≫ 題名:夢みる乙女達  撮影者:有川 貞夫
 何輪かが一緒に咲いているのは、まとめるのが難しいのですが、引いている絵の中でバラの選び方、構図、トーン、空気感、そういうものが、力強かったと思います。色々な工夫がここに集まっていたように感じました。
 今年のコンテストの傾向を象徴しているような写真でした。

 ≪海グランプリ≫ 題名:蒼き海  撮影者:鮫島 孝
 穏やかな海の日だったようですが、モーターボートの動きとヨットの訓練をしている様子が「動と静」として上手に表現されていると思います。
鹿屋の海のある瞬間を捕らえた、色が美しく、安定した写真で心和ませて頂きました。

 ≪ばら準グランプリ1≫ 題名:薔薇の精  撮影者:中釜 章治
 この作品も作者ならではのバラの選び方だと思います。
 鹿屋のたくさんのバラから、このバラに目を付けて、尚かつ構成力、周りのシャドー、アウトフォーカスの違う色の花のあしらい方など工夫が見られます。印象に残る写真でした。

 ≪ばら準グランプリ2≫ 題名:花の首かざり  撮影者:老谷 悦子
 いくつかのバラを一緒に撮っておられ、一見、凡庸に見えますが、結果として個性的な目線といいますか、広大なバラ園で自分の目で切り取った良さがあったんじゃないかと思います。

 ≪海準グランプリ1≫ 題名:真冬  撮影者:三井 イツオ
 巧みな写真作りで、波の一瞬を捕らえており、波の音が聞こえてきそうな空気感が良く残っていると思います。
 写真にすると言う事がどういう事かを良く知っている作者だと思います。

 ≪海準グランプリ2≫ 題名:海中散歩  撮影者:大社 正照
 これも工夫された写真で、水中カメラを使って人間の目に見える所と見えない所を考えながら、水の中と外を捕らえたユニークな写真だと思います。
 写真ならではの楽しさを表現されている作品だと思います。

 ≪ワンポイントアドバイス≫
 今年は幾つかのバラが一緒に咲いている作品が上位入賞者として選ばれましたが、バラの写真でオーソドックスな”クローズアップ”や”水滴”の写真は、 バラの写真の醍醐味でもあります。それは撮り易いのですが、逆に難しいものです。
 クローズアップにはマクロレンズを使いますが、このレンズはどうしてもピントが浅くなってしまいます。
 浅くなったピントの写真は非常に魅力的ではあるのですが、フォーカスの位置がクローズアップ写真の決定的な要素となります。
 どこにピントを置くかによって同じ構図でも全く結果が違ってきます。
 間違えるとせっかくの写真がダメになってしまいますが、それが上手く出来た時には綺麗なアウトフォーカスが出来て魅力的な写真となります。


 ファインダーを覗いていると、ピントが希望する場所にあるように見えたり、オートだとピントがセンターに来てしまう傾向があります。 ですから、このピントの位置を考えながら撮る。
 もし心配でしたらピントの位置を替えて撮って、引き延ばしてからピント位置をよく観察して、判断していくと言うのもひとつの考え方かと思います。
 また、来年に伺った際に少しアドバイスできたらとも思います



掲載所属
〒893-8501 鹿児島県鹿屋市共栄町20番1号
鹿屋市観光振興課 
TEL:0994-31-1121 FAX:0994-40-8688
E-mail:kankou@e-kanoya.net